こんにちは。
地域密着!御宿町の工務店アイホーム
です。
今回は古民家に移り住んでくるお施主様の為に住みやすくリフォームした様子をリポートしていきます!
古民家を再生するのは、工務店側からしたら案外大変です。
正直新築を建てる方が簡単です。
ですが、ここは大工の腕の見せ所、古民家でもお施主様のご希望に沿えるようリフォームしていきます。
ご希望箇所は何か所も
①寝室を暑くなく、寒くない空間にしたい
②廊下が軋む
③脱衣所に洗濯機を置きたい
④和室の床をフローリングにしたい
⑤ガスをやめて、エコキュートにしたい
今回は②軋む床をリノベーションした様子をまとめていきます。
ストレスフリーな廊下
BEFORE~AFTER 時系列順に一気におみせします!

解体前・玄関からみた廊下の様子
玄関から廊下に行くには、この掃き出し窓を開けて(またいで)いかなければなりません。
増築したお宅だったので不思議な造りをしてますが、このままでは少し使いづらそうですよね。

さらに問題発生!
この大きな掃き出し窓が歪んで開閉できません。
古民家あるあるですね。

解体前廊下の床の様子

劣化がかなり激しくレベルもとれていません。
そりゃ軋むわけです。

思い切って掃き出し窓を解体しました。
窓なしだと暗くなりますが、この場所に掃き出し窓は不要なので腰窓をご提案。

解体後、玄関からみた様子。
玄関の床と廊下の床に段差があるのも気になりますよね。
今回はこの部分もフラットになるようにバリアフリーなリノベーションをしていきます。

段差のアップ。
少しの段差でも日々のストレスはかかります。

壁を解体した跡の廊下の床の様子。
解体する前提なので養生をしておりません。

新しい壁下地組みの様子。
丸太の梁なので、垂直ではありません。
丸太の丸みに合わせながら調整していきます。

廊下解体後の様子。
新しく根太掛け、根太を組みなおしていきます。
もちろんシロアリ対策を欠かさずに防虫剤を塗布しております。

既存の根太掛けが平行でない為、あらゆる所に支障が出ます。
細かい作業ですが、既存の根太掛けをかわすためにひと手間いれております。

解体後、床下の様子。

合板を根太の上に貼り、下地工事完了。

壁の下地組みの完了。
新しい腰高サッシ枠を設置しました。

柱から上を見あげた様子。
梁の丸みに合わせて加工しております。

こちらの柱も然り。

新しい廊下の内から見た様子。
こちらの玄関は増築で作った勝手口なので、内側の壁がよく外で使用されるサイディングを使用していました。

完成まであとわずか…

既存の廊下と新しい廊下のつなぎ目部分。
既存は傾きあり、新規は水平なので、もちろん段差が少し出てしまいます。
廊下が長く続いているお家はどこで縁を切るかによりますが、ご予算の許す限り直すなら全て工事をしてしまった方がおすすめです。

フローリングを貼っている様子


フローリング貼り完成!
きしみもなくなりました!


ボード貼りも完了!

丸太の丸みを横からみた様子。
波打っているのがわかりますか?

クロス貼り完了!
ボードの色味とさほど変わらず写真映えしませんでしたが、よく見ると変わっているのがお分かり頂けます。
選んだクロスは古民家に合う和柄のクロスです。

古民家を活かし、真壁でリフォームしました。
活かす所は活かしながら、新しく生活しやすいようにご提案させて頂きました。
古民家リノベーションはよくDIYでやってみるという方が多いですが、やってみて「やっぱりできない」と中途半端な状態で依頼されてしまうと、こちらも少し苦労する事があります。
費用を抑えるために解体だけ
根太組だけやった…も結構実は困ります。
確かにご予算内で抑える事は最も重要ですが、逆に修正作業が必要になってしまうと、もともこうもないです。
意外と大変な古民家リノベーションは最初の段階でご依頼頂けると嬉しいです!























この記事へのコメントはありません。